信頼性の高い検証済みデータに基づいた算出ツール
UPM Timberのカーボンフットプリント計算ツールは、2022年後半に発行された当社の環境製品宣言(EPD)に基づいています。EPDは、製品のライフサイクルにおける環境への影響について、信頼できる検証済みの情報を提供しています。EPDは、製品ライフサイクル評価の情報と結果を公開するための標準化された方法です。UPM TimberのEPDは、ISO 14040、14044、EN 15804に準拠して作成されています。
EPDの結果は、UPMが独自の事業をさらに発展させる助けとなります。UPM Timberの事業からの排出削減は、お客様のカーボンフットプリントの削減につながり、お客様の利益にもなります。
- 木材による気候変動への影響を算定できる算出ツールに需要があることは明らかで、お客様から寄せられるフィードバックはそれを強く物語っていると、Hyvärinenは言います。
カーボンフットプリントを明確にすることで、より気候変動に配慮した意思決定や購入ができるようになります。また、温室効果ガスの排出源をより正確に特定し、その削減方法を見つけるのにも役立ちます。その結果、カーボンニュートラルな社会へと向かう重要な一歩を踏み出すことができます。
算出ツールの仕組み
UPM Timberのカーボンフットプリント計算ツールは、木材の専門家だけでなく、UPM Timberのお客様や消費者も同じように利用できます。この使いやすいツールを使用すると、初期データを入力するだけで、木材1立方メートルあたりのカーボンフットプリントを算定できます。木材の正確な量がわからない場合は、ツールが提示する算出例を選ぶこともできます。専門家であれば、木材の寸法やメートル数を直接選択できます。
「算出例には、ログハウス、デッキ、ユーロパレット、木製家具など、建築や木工に関するさまざまなアイテムが含まれています」と、Mikko Hyvärinenは言います。
「算出例は目安であり、さまざまな最終用途に使用される木材の量について専門家が行った見積もりに基づいています。しかし、たとえば、自分のログハウスに使われている木材のCO2排出量や炭素の蓄積量を知る手がかりを与えてくれます」と、Mikko Hyvärinenは続けます。
最後のオプションでは、木材の輸送に伴う排出量を結果に含めるかどうかを決定できます。最終的な計算結果は、気候変動への影響を示すカーボンフットプリントや、木材に蓄積された炭素量などの生物学的プロセスにより生じた量など、シンプルなグラフで表現されます。また、結果は比較例でも図解されます。
UPMのカーボンフットプリント計算ツールをぜひお試しください!