Story | 02/22/2022 07:33:56 | 2 min 読み取り時間

UPM TimberとCIBM – 持続可能な木材をともに推進

フランスの木材輸入業者であるCIBMは、約20年来のUPM Timberのお客様です。両社は、持続可能性の問題をさらに改善し、建築資材としての木材を促進するために協力していきたいと考えています。

UPM Timberは、長期的なパートナーシップを大切に考えています。今後も続いていくことが期待され、重要かつ長期的なパートナーシップのひとつが、CIBMとのパートナー関係です。

CIBMは、フランスのラロシェルとエエリューにある木材の輸入企業で、サンゴバングループの傘下にあります。CIBMは年間約10万立方メートルの木材を輸入しており、木材はデッキ、階段、ドアや窓のフレームなどさまざまな用途に使われています。

「当社の顧客のうち、4分の3はサンゴバングループ内のお客様です。残りの25%のお客様の場合、木材の大半は流通用に、その他は工業用に使われています」とCIBMの購買担当者Arnaud Massias氏は語ります。

Massias氏は、CIBMで5年間購入担当として働いています。それ以前は、2年間営業を担当していました。

パートナーシップの核となる持続可能性、開放性、品質

UPM TimberのエリアディレクターであるEmmanuel Danieauによれば、CIBMとの付き合いはおよそ20年になるといいます。彼はCIBMを重要なお客様だと語ります。

「私たちは、CIBMとのオープンで信頼できる関係を大切にしています。彼らのロイヤルティに感謝していますし、持続可能性に関して同じ価値観を共有しています。私たちUPMは、CIBMに最高の品質とサービス、例えばドキュメント、認証、納期などを提供できるよう、最善を尽くしています。もちろん、まだまだ改善の余地はあり、向上に努めています」とDanieauは語ります。

このコラボレーションは、双方に大きなメリットをもたらします。

「CIBMは当社の商業戦略上、最適な取引先であり、また願わくは、現在も今後も当社が、CIBMの木材製品の購買戦略上、最適な相手でありたいと考えています」とUPM Timberの営業取締役であるMikko Hyvärinenは述べています。

「私は特に木材の品質の高さを評価しています。品質の安定性は我々にとって非常に重要であり、UPMからは良い価格で多くの木材を購入できる点が気に入っています」とCIBMのArnaud Massias氏は語ります。

彼によれば、UPMの木材の安定した品質は高く評価されており、CIBMの顧客の中には、UPMの木材であることが確認できなければ購入しない人もいるほどだといいます。

コンクリートや他の素材が普及している中で、私たちはもっと木材を持続可能な建築素材として普及させたいと考えています。これに関して、UPM Timberと今後も協力し取り組んでいきたいと思っています。

認証からCO²排出まで

UPMとサンゴバングループは、国連の「1.5 ℃のためのビジネスアンビション」の誓約にコミットし、気温上昇を1.5 ℃に抑えるために自らの役割を果たしています。両社は、その他にも、持続可能性や気候変動の緩和に関する目標を掲げています。

現在、CIBMが木材を購入する際に最も重要視しているのは、森林認証による持続可能性です。

「サンゴバンの環境方針は非常に厳しいものです。FSCやPEFCなどの認証は、森林が持続的に管理されていることを私たちに教えてくれます。生産時のCO²排出量は、当社のお客様が関心を持ち始めている新たなトピックです。今のところはまだ、お客様の意思決定における決定的要因にはなっていませんが」とArnaud Massias氏は言います。

UPM Timberは先般、100%リサイクル可能かつ最低30%がリサイクルされている木材包装材に2022年の春に移行することを発表しました(リンク)。また、完全なバイオプラスチックまたは繊維ベースの素材の開発も継続していきます。Arnaud Massias氏は、このニュースを非常に興味深く受け止めています。2021年10月にセイク製材工場を訪れた際、彼はプラスチック製の木材梱包材が気になったのです。製材工場の技術と大量生産に感銘を受けた一方で、プラスチック製の包装材には持続可能な代替手段があるはずだと感じました。

UPM Timberは、持続可能性に関するお客様の意見やニーズを聞き、それに基づいて常に開発を行っていきたいと考えています。

「サンゴバンやCIBMにとって、認証やその他の持続可能性に関する問題は、今後ますます重要になってくると考えています。私たちUPM Timberは、これらの問題に精通しています。CIBMから必要な書類の提出を求められたらすぐに対応できるようになっています」とEmmanuel Danieauは述べています。

持続可能な木材をともに推進する

他の建築材料と比較して木材は、気候変動にポジティブな影響を与えます。このことについても、CIBMとUPM Timberはともに広めていきたいと考えています。

CIBMはフランスにおける木材の地位の向上を望んでいると、Arnaud Massias氏は言います。

「フランスでは、フィンランドに比べて、建築材料としての木材の地位がまだ非常に低いのです。コンクリートや他の素材が普及している中で、私たちはもっと木材を持続可能な建築素材として普及させたいと考えています。これに関して、UPM Timberと今後も協力し取り組んでいきたいと思っています」とArnaud Massias氏は語ります。

Emmanuel Danieauは、この目標に賛同しています。

「私たちは同じ道を歩んでいます。UPM TimberとCIBMの間では、すでにいくつかのミーティングを行い、こうしたテーマについて話し合っています。既存の解決策もありますし、まだこれからというものもあります。でも、ともに解決策を見つけていきますよ」とDanieauは締めくくりました。

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