FSCとは? 


FSC(森林管理協議会)は1993年に設立された国際的な非営利団体です。FSC認証は、とくに森林の生態学的価値に重点を置いた、持続可能な森林管理の証として広く認知され、尊重されています。認証の目的は、責任ある方法で管理された供給源から調達することを確実にするとともに、健全で活力に満ちた森林を次世代に残すことです。

FSC認証は森林管理に高い基準を設けており、生物多様性の保全、労働者の権利の尊重、地域社会の福利を保証しています。例えば、FSC認証は、森林所有者に、その森林面積の5%を商業利用しないことを義務づけています。

木材製品の小売業者やエンドユーザーの多くがFSC認証材を好むため、FSC認証材の需要は世界的に高まっています。フィンランドでは、2011年以降にFSC認証が広く普及し、現在ではフィンランドの商業林の約10%がFSC認証を取得しています。

 

FSC認証のメリット

FSC認証は、森林を伐採から保護すること、絶滅危惧種への配慮、水域を保護するための保護区域の設定について、厳格な要件を定めています。

例えば、FSC認証を取得した森林では、多くの生物種にとって必要不可欠な朽ち木が森林に残されることになります。伐採後も、野生動物の重要な生息地となる成熟した間伐材や動物保護区域が、森林の中に残されます。森林の生物多様性を保全することは、生態系の健全性とバランスを維持するために重要です。 

UPM Timber とFSC認証 

UPM Timberでは、木材の原産地を絶えずモニタリングしています。当社は、責任ある方法で管理された森林からサステナブルかつ合法的に伐採された木材のみを使用しています。当社は、認証材の原産地モニタリングシステムを用いて、木材の調達を管理しています。当社の製材工場は、PEFC認証(PEFC/02-34-05)とFSC CoC認証(FSC C086359)の両方を取得しています。  

FSC認証は、森林管理が長期的に持続可能であることを確認するため、外部の専門家による定期的な監査と報告を義務付けています。

責任ある方法で管理された森林の木材を100%使用

認証済みのCoCと木材管理システムを使用

100%管理された原材料

PEFCとFSCはどちらも森林管理認証制度ですが、重視する点や基準が若干異なります。UPMがフィンランドで管理するすべての森林52万2,000ヘクタールは、PEFC認証とFSC認証を取得しています。

UPM TimberはFSC認証 を幅広く取り扱っていますが、これは当社の原材料が責任ある方法で管理された森林から調達されていることを意味します。

UPM TimberのFSC認証