PEFCとは? 

PEFC(森林認証プログラム)は、持続可能な森林管理を推進する独立した第三者認証制度です。PEFC認証は、原木材の産地から最終製品に至るまで、林業のサプライチェーン全体を対象としており、世界的に最も広く利用されている森林管理認証制度です。

PEFCは、とくに小規模な家族経営の森林所有者の認証ニーズに応えるため、1999年に設立されました。PEFC認証の目的は、森林が将来の世代まで存続し、林業が環境に与える影響を最小限に抑えることを保証することです。

フィンランドには、約1,930万ヘクタールのPEFC認証林があります。フィンランドのPEFC認証制度は、PEFCの国際的な森林管理要件に加え、国際標準化機構(ISO)の一般的な認証要件も満たしています。この認証は、森林管理が持続可能であることを保証するため、定期的な監査と報告を義務付けています。

 

PEFC認証のメリット 

PEFC認証は、森林管理が持続可能であり、現代の環境問題に取り組んでいることを保証します。これは、森林が生物多様性と再生 能力を育むような方法で管理され、伐採されていることを意味します。

PEFC認証は、森林の持続可能な管理と利用のための要件を設定することで、国連の持続可能な開発目標を支援します。さらに、陸上生態系の活力維持に役立ち、天然資源の持続可能な利用を保証します。この認証は、森林の生物多様性を保全し、炭素吸収源の確保を促進し、森林管理の透明性を高めます。このようにして、認証は持続可能性の生態学的、経済的、および社会的なバランスをとるのに貢献しています。

UPM Timber とPEFC認証 

UPM Timberでは、木材の原産地を絶えずモニタリングしています。当社は、責任ある方法で管理された森林からサステナブルかつ合法的に伐採された木材のみを使用しています。当社は、認証材の原産地モニタリングシステムを用いて、木材の調達を管理しています。当社の製材工場は、PEFC認証(PEFC/02-34-05)とFSC™ CoC認証(FSC C086359)の両方を取得しています。

持続可能な方法で管理された森林から調達した木材

認証材の原産地追跡システムを使用

100%フィンランド産

PEFCとFSCはどちらも森林管理認証制度ですが、重視する点や基準が若干異なります。フィンランドにあるUPMの全所有林52万2,000ヘクタールは、PEFCとFSCの認証を両方とも取得しています。

UPM TimberはPEFC認証を幅広く取り扱っていますが、これは当社の製品が責任ある方法で管理された森林から調達されていることを意味します。 

 

UPM TimberのPEFC認証