数年間に渡り、UPM Timberはお客様にとってナンバーワンの製材サプライヤーとなるべく懸命に取り組んでまいりました。顧客満足度調査の結果は良好で、引き続き向上しており、当社の取り組みが功を奏していることを示しています。しかし、そのような結果に満足してはいません。ここで歩みを止めてしまっては、引き続き発展していくことはできません。そこで当社は、より良いサービスをお客様に提供できるよう、販売計画プロセスを改訂することにしました。
その目的は、さらに効率的で信頼性の高い、お客様固有の予測プロセスを開発することです。つまり、現在のプロセスよりも長期となる今後24ヵ月に及ぶお客様のニーズを予測することで、相互依存の製品仕様や特定の高さ設定など、原材料管理の信頼性の大幅な向上を実現します。今後は月次ベースでお客様のニーズを考慮して、予測およびお客様固有の割当を行い、お客様からご提供いただいた情報にできる限り沿うように最終製品に反映します。これを基盤として、これまで以上に製品供給の可用性と収益性を考慮して割当を行います。
現在、長年に渡って実施しているQPPプロセスでは、次の四半期開始前の特定の日に各お客様のニーズを元に販売量が割り当てられ、確定されており、この同じプロセスが四半期ごとに繰り返されています。一方、新たな継続的計画では、長期予測が月次ベースで更新されます。これにより、割当の確定が大幅に迅速化され、より柔軟になるとともに、お客様との協力態勢と透明性が向上します。この販売計画プロセスの改訂により、当社はサービスを強化し、それぞれの市場においてお客様の競争力をサポートできるようになります。
この新しいプロセスは、今年末までに徐々に採用を進めてまいります。まずは、予測のためにお客様からの情報収集を開始します。改善されたツールは2020年3月または4月頃までに完全使用できることを目指しています。当社は、さらに柔軟、かつ、お客様指向のサービスを提供するというビジョンを実現できることを、今から楽しみにしています。目標は今後も変わらず、お客様のNo.1の選択肢となることです。
皆様が実り多き秋を迎えられますようお祈りいたします。
Mikko Hyvärinen
営業サプライチェーンディレクター